パーツ館にようこそ
 先月からMONDOでやってるのは知ってたけど、タイミングがあわなくて、きのうやっと見ました。河崎実監督の『アウターマン』。

 公式サイトのトレーラーはこちら

 見なかったのは、「あの」河崎実作品だからなー、という安易な思いこみのせいもあって。だって、これまでに見たのは……『いかレスラー』でしょ、『ヅラ刑事』でしょ、『地球防衛ガールズ』でしょ。

 しかも、去年は飯伏幸太を使っての『大怪獣モノ』とかもつくってるし(これは未見。「バトルメン」かなんかでちらっと見ただけ)。

 当然、見るべき順位は低くなるわけで。

 ところが、いざ見たら愕然。これ、10年に1本の大傑作じゃないですか。

 ざっくりいうと、ウルトラマンはじつは侵略宇宙人で、バルタン星人こそそれと戦うヒーローっていうお話。もちろん、ウルトラマンじゃなくてアウターマンだし、バルタンじゃなくてシルビー星人ですが。

 登場人物やセリフがいちいち「刺さる」演出は、いっそ爽快といっていいし、特撮は特撮研究所がやってるんで、現代アナログ特撮としてはこれ以上は望んじゃいけないレベルにしあがってるし。

 久しぶりに見た塩谷舜とかもしっかりした演技だし、主役クラスはほとんど全員が特撮出身者。さらには、萩原佐代子さん! 牧野美千子さん!ぉぉ さらには時田優さん! までひっぱりだすスペシャルゲスト勢もお約束どおりとはいえ豪華。

 もっとも、キャストでいちばんいい味を出してたのは、タルバ役のGeroという人。ミュージシャンだそうだけど、ほかの演技者とは微妙に違う間とか、セリフまわしとかが、シルビー星人にすごくマッチしてました。負け犬感とかね。

 まあ、ネタがネタだけに、少々うざったい演出もあったけどね。

 たとえば、10回以上連呼された20億3000万のアウターマン星人っていう数字。いや、ここは75億くらいにしないと、イデ隊員が「人類の数とほとんど同じじゃないか」ってつっこめないじゃん。(´・ω・`)

 みたいな与太も、もちろん満載。

 そうそう。アウターマンの戦い方、もしかしてレッドマンを意識してた? 見てるあいだは「すごいヒールっぽい戦い方じゃん。まあ、飯伏を起用したりするくらいだから、プロレス好きなんだろうなー。そういや、つっかも起用したことあるらしいし」くらいに思ってたけど、見終わってしばらくしてから思いついた。

 そして、ラストの石坂浩二風ナレーション。「でも、これは架空の世界の物語です。だって、50年以上も人気がつづく番組なんて、この世にあるはずがありませんから」かな? 細部はかなり違ってるはずなんで、再見したときにまた修正します。

 これって、特撮に対する愛憎が詰まった、究極のエンディングだよね。実はここがいちばん感動しました。

 なんていうか、わかってる人が、愛憎ともにこめてつくると、こんなにすごいB級の傑作ができるんだねえ。脱帽しました。河崎監督、ぢつはすごく偉かったんだ。(^^;

 たしかに、特撮大好きでプロレスも好きな1950年代後半生まれだったら、こういう思考回路になって当然だよねー。

 ということで、機会があったら必見です。

 MONDOでは、来月も何回かリピート放送があるようなんで、かならず録画しなければ。

2017.04.22(12:16)|映画・テレビ・ドラマ・DVDコメント:(0)TOP↑
名前:
コメント:タイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
パーツ館より

yogarashi

Author:yogarashi
2011年11月より、シーズン3の営業をはじめました

2007年~2011年のシーズン2はこちら
2004年~2007年のシーズン1はこちら

プロフィールは準備ちう

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
Jリーグ
QRコード
QR