パーツ館にようこそ
 朝、ニュースを見ていたら、きのうアメリカ海軍がシリアに向けて発射したトマホーク59発のうち、目標に到達したのは23発だったって、アナウンサーがいっていた。

 なんだそりゃ? ありえない数字で、説明がつかない。トマホークの命中率はほぼ100%だもん。途中で撃墜されたっていうなら、話はわかるけど、中東で迎撃手段を持ってるのはイスラエルだけ。これはどういうことなんでしょう? のこりの36発はどこにいっちゃったの?

 その後、ネットにはいってyahoo!ニュースを見ていたら、この23発っていう数字はロシア発だってことがわかった。それを時事が伝えたんだ。

 おおー、あれか。ピンときました。あれの報復ですね。

 2015年の秋、ロシアが巡航ミサイル「クラブ」を26発、シリアに向けてぶっぱなしたんだけど、そのうち4発が手前のイランに落下しちゃったんですよ。そのときのニュースを見つけた。これ

 ほかにも、目標以外に落ちたやつもあって、「命中」といえるのは20発なかったっていうお話。

 ところが、じつはこの作戦。ロシアとしては国家の威信をかけた一大イベントだったんだよね。史上はじめて、複数コルヴェットからの巡航ミサイル斉射に成功したんだから。

 そこで、ロシアのマスコミはこぞって大成功っていうプロパガンダを打ったんだけど、実際にはこーいうことで、それをBBCやCNNにちゃかされたもんだから、ロシア国防省はぷんぷんの激おこ。

 とはいえ、イランからも「どっかのミサイルが迷いこんできたぞ」っていわれたり、結果的に報道が事実だったとなって、ロシアは悲しみのうちに黙りこみ、ことをうやむやにしたのでした。

 だけど、ロシア人はそれを忘れていなかった!

 ということで、今回、その復讐をしようとしたわけね。おお、おそロシア!

 だけど、この数字はいくらなんでもばかげてるし、トマホークの斉射はこれまでもいろいろと実績があるわけで、まあ、いいがかりにすぎないと、そういうことです。嘘つくにしても、もうちょっと信頼性の高い数字にしろよなー。これじゃ、すぐわかっちゃうじゃん。

 それより、明らかな嘘なのに配信しちゃった時事が、ちょっと悲しいかな。ヽ( ´-`)ノ

 しかし、やっぱり執念深いんだね、おそロシア。いまでもバルチック艦隊とか、持ちだしてきかねないぞ。

 ちなみに、なぜ59発っていう半端な数字だったのかというと、発射したのは60基だったものの、1発は故障かなんだかで飛ばなかったらしい。

 そうかー、アーレイ・バーク級駆逐艦は対空任務重視かと思ってたけど、Mk.41VLSの96セル中60セルがトマホークだったわけで、この配分はなかなか興味深いっす。まあ、このへんは艦によって、または任務によって、いろいろ変更するんでしょうが。

【追記】
と、思ったら、NAVYの公式サイトによると、作戦に参加したのは「ロス」と「ポーター」の2隻だそうで、各30発とのこと。2隻とも、搭載セル数は90なので、うち30っていうのは、納得できる数字ではないでしょうか。

【追々記】
思いだした。おととし10月にも、この話をネタにしてたんだった。「ロシアも変わった」っていうエントリー。

2017.04.08(11:25)|航空・宇宙コメント:(0)TOP↑
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