さて、ハセF/A-7Eでいちばん大きな改造ポイントはここ。
黄色い部分。インテークのすぐ奥に壁があるんだよねー。(^^;
これはいけません。どうひいき目に見ても、壁だってわかっちゃいます。
もっとも、ここに壁があるケースはかなり多く、とくに2005年くらいまでのキットでは、むしろこっちが主流だったと思う。このブログでも、タミヤのJAS39とか、ハセのA-7Aとか、工作したっていうのは書いてきたとおりで。
ただ、どういう工作なのかは紹介しなかったんで、今回は写真つきで詳細をひとつ。あくまで我流なんで、専門誌なんかではべつの方法を紹介してるかもしれませんが。
まず、壁の削除。壁のふちにそって、ピンバイスでたくさん穴を開けていき、それをガイドにデザインナイフでかりかりと切り欠いていきます。エッチングソーが使える規模なら、使ってもいいけど、たぶんこのほうがかんたん。穴を開けるの、楽しいし。ヽ( ´-`)ノ
ここは工作痕が外から見える位置なので、カット面はなるべくきれいに整形する必要が。左が整形中で、右がほぼ完了形。実際には、外側の壁が見えちゃうことがわかり、これも削りとってます。
そうすると、開口した部分のすぐ奥に、主脚庫の内側が見えちゃってる。これも目だつので、のぞきこんだときに段差がかくれるよう、エボパテでそれらしく成形。
外側から見たところ。こういうかたちにして、あとは機体内部色317で塗っちゃえば、ほぼ見えなくなるはず。
これは内側から。かなり雑だけど、外からはぜったい見えないので、この程度で充分。
次はいよいよインテーク・ノズルの増設。まず、とりだすのは0.3mmプラ板と適当な筆記具など。プラ板は切りとった壁の内側から主脚庫の後端までと同じ長さ、切りとった部分をぴったり覆えるくらいの幅に切って、これを筆記具に巻きつけ、メンディングテープなど熱に強いテープで固定する。
こういう状態。これにドライヤーで熱風をあてたあと、そのままひと晩くらい放置して、いってみれば曲げ癖をつけてやる。
これをとりはずして、内側になる湾曲面を黒で塗装。えーと、双発なので、当然2個必要になります。為念。
次は、このパーツを脚庫の上に貼りつけるためのガイドをつくる。具体的には、1mmのプラ板を適当に切って、それを脚庫の裏に固定していく。ガイドにするので、接着は強固に。
こういう感じですね。上に見えるのが曲げ癖をつけたパーツ。
そしたら、いよいよ曲げ癖パーツをインテークに見たてて貼りこむ作業。これ、精密に計算してやるほうがいいとは思うけど、こーいうところがアバウトなのが好きなので、あえて行きあたりばったりに。失敗したら、やりなおせばいいんだし。
まあ、何回もやってる作業なんで、勘をたよりでもこーいうかたちになるんですが。で、現物あわせで隙間がなくなるように調整して、さらにプラ板で補強して、これで固定は完了。ちなみに、上のほうに見えているのは後端をかくす目かくし板。
ここ、実機ではコンプレッサーのファンの一部が見えてるらしいけど、よっぽど近くでのぞきこまないとわからないみたいなんで、今回は単純な目かくしにしました。
実機。ね、見えないですよ。この距離でも。
あとはフィニッシュ。できあがったインテークを前からのぞきこんで、光が洩れてるところがあったら、その外側からプラパテでべたべたと目かくし。これが固化したら、最後に念のため全体を黒で塗って、工作終了。
ある意味、とても雑ですが、見えない部分はこのくらいで充分。これをやるのとやらないのとでは、仕上がりがぜんぜん違うので、「インテークの奥に壁があったら、ぶちぬく」のはひこーきモデルの原則だと思ってます。はい。
(つづく)

黄色い部分。インテークのすぐ奥に壁があるんだよねー。(^^;
これはいけません。どうひいき目に見ても、壁だってわかっちゃいます。
もっとも、ここに壁があるケースはかなり多く、とくに2005年くらいまでのキットでは、むしろこっちが主流だったと思う。このブログでも、タミヤのJAS39とか、ハセのA-7Aとか、工作したっていうのは書いてきたとおりで。
ただ、どういう工作なのかは紹介しなかったんで、今回は写真つきで詳細をひとつ。あくまで我流なんで、専門誌なんかではべつの方法を紹介してるかもしれませんが。

まず、壁の削除。壁のふちにそって、ピンバイスでたくさん穴を開けていき、それをガイドにデザインナイフでかりかりと切り欠いていきます。エッチングソーが使える規模なら、使ってもいいけど、たぶんこのほうがかんたん。穴を開けるの、楽しいし。ヽ( ´-`)ノ

ここは工作痕が外から見える位置なので、カット面はなるべくきれいに整形する必要が。左が整形中で、右がほぼ完了形。実際には、外側の壁が見えちゃうことがわかり、これも削りとってます。
そうすると、開口した部分のすぐ奥に、主脚庫の内側が見えちゃってる。これも目だつので、のぞきこんだときに段差がかくれるよう、エボパテでそれらしく成形。

外側から見たところ。こういうかたちにして、あとは機体内部色317で塗っちゃえば、ほぼ見えなくなるはず。

これは内側から。かなり雑だけど、外からはぜったい見えないので、この程度で充分。
次はいよいよインテーク・ノズルの増設。まず、とりだすのは0.3mmプラ板と適当な筆記具など。プラ板は切りとった壁の内側から主脚庫の後端までと同じ長さ、切りとった部分をぴったり覆えるくらいの幅に切って、これを筆記具に巻きつけ、メンディングテープなど熱に強いテープで固定する。

こういう状態。これにドライヤーで熱風をあてたあと、そのままひと晩くらい放置して、いってみれば曲げ癖をつけてやる。
これをとりはずして、内側になる湾曲面を黒で塗装。えーと、双発なので、当然2個必要になります。為念。
次は、このパーツを脚庫の上に貼りつけるためのガイドをつくる。具体的には、1mmのプラ板を適当に切って、それを脚庫の裏に固定していく。ガイドにするので、接着は強固に。

こういう感じですね。上に見えるのが曲げ癖をつけたパーツ。
そしたら、いよいよ曲げ癖パーツをインテークに見たてて貼りこむ作業。これ、精密に計算してやるほうがいいとは思うけど、こーいうところがアバウトなのが好きなので、あえて行きあたりばったりに。失敗したら、やりなおせばいいんだし。

まあ、何回もやってる作業なんで、勘をたよりでもこーいうかたちになるんですが。で、現物あわせで隙間がなくなるように調整して、さらにプラ板で補強して、これで固定は完了。ちなみに、上のほうに見えているのは後端をかくす目かくし板。

ここ、実機ではコンプレッサーのファンの一部が見えてるらしいけど、よっぽど近くでのぞきこまないとわからないみたいなんで、今回は単純な目かくしにしました。

実機。ね、見えないですよ。この距離でも。

あとはフィニッシュ。できあがったインテークを前からのぞきこんで、光が洩れてるところがあったら、その外側からプラパテでべたべたと目かくし。これが固化したら、最後に念のため全体を黒で塗って、工作終了。

ある意味、とても雑ですが、見えない部分はこのくらいで充分。これをやるのとやらないのとでは、仕上がりがぜんぜん違うので、「インテークの奥に壁があったら、ぶちぬく」のはひこーきモデルの原則だと思ってます。はい。
(つづく)