前回のつづき。
制作ノートといっても、今回は基本的に素組なので、大きなディテールアップなんかはやってないんだけど。ひたすら、ていねいに組み、塗装して、デカールを貼っていくだけで。
とはいっても、やっぱり最小限の追加工作は必要で。まず、コクピットまわりでは、大分の紙創り(和巧)さんの「汎用現用機シートベルト」を使ってみた。まあ、コクピットを閉め……以下いつものとおり。写真を撮り忘れたのもいつもどおり。ほんとに学習できないんだから。(TnT)
あと、機首のピトー管もいつもどおり、真鍮パイプ・線を組みあわせて自作してある。
えーと、急遽写真を撮ろうと思いたったんだけど、黒いバックになるものがなくて、しかたなくルーペの上に載っけたもんで、まわりがきたないですが。(^^;
上がキットのパーツ、下が自作品。やっぱり、ここは金属製にしたほうがいいと思います。はい。
21世紀のキットだから、かなり精密だし設計もいいんだけど、やっぱり何カ所かつくりにくいところがあるのが、ハセガワのいいところ。
今回でいうと、機首のM4、エンジンノズル上のA1とA2、下面のA15とA16といったパーツは、組説の指示どおりにすると位置決めがかなりむずかしそうなので、真っ先にとりつけるほうがいいと思う。
あと、No14「武器のとりつけ」でカットする指示になっているC7の突起などは、No8「主翼の組み立て」の最初の段階、パイロン用の穴開けといっしょに処理しておかないと、たぶんたいへんなことになるはず。
逆に、水平尾翼はデカールを貼ったあとに接着しないと、コーションの位置がおかしくなる。
ぢつは今回は先に接着しちゃったため、コーションが実機よりやや前になってしまったのですよ。しくしく。デカールを分割して貼ったり、いろいろやってみたんだけど、あとの祭りで。(TnT)
武装はいちばん標準的な、AIM-7FとAAM-3を4発ずつ。あと、ハイGタンク。当初は爆装または対艦攻撃用にしたかったんだけど、ぜんぜん資料がなくて。
まあ、スパローはこのあと、ほとんど使う予定がないのに、在庫がいっぱいあったから、処分にもなるし、これでいいやということで。
塗装は下面と主翼・水平尾翼の迷彩が308、上面が307、ハイGタンクが305の指定色。
ただし、ただし、実際に使ったのはMr.カラーのC番号じゃなくて、H。(´・ω・`)
これ、何年前くらいかなあ、水性ホビーカラーの特色として限定発売されたもの。だいじにとってありまして、この色味を参考にしながら、ニュートラルグレー、銀、青なんかを調色してつくった3色を使用。
いや、4色でした。主翼の迷彩部分に関しては、308だとくっきりしすぎるので、307にすこし白をくわえたものを塗りなおして、境界がぼんやりするように調整したんだった。水平尾翼に関しては、そのまま308でOK。
エンジンノズル周辺と水平尾翼の金属むきだし部は、黒鉄をメインにしつつ、銀や青をくわえてパネルごとに塗りわけてみた。実機写真を見ると、このへんのパターンは機体ごと、時期ごとにかなり違うようなので、あくまでそれらしく、くらいの精度で。やや、この写真を見ると、スパローのノズル部を開口してあったりするのがわかるぞ。てっきり見えなくなると思ってたのに。
閑話休題。
だいたい、F-4EJ改の場合(F-15Jもそうだけど)、個体と時期によって、色ムラがかなり違うんで、そのあたりもイメージ優先にするほかないみたいなんだよね。
たとえば、こちらのサイトなんか見ると、緻密に再現するのは無理だと思っちゃうし。
そのウェザリングに関しては、後日こんなんを読むことになりました。
『MADEL Art』4月号の特集「色ムラや汚れの忠実再現にトライ 現用機の塗装とウェザリング」という記事。ちょうど作例がF-4EJ改(1/48)だったんだよねー。
でも、とても参考にはなったものの、もうデカール貼りに進んでいたんで、今回は反映しないということで。1/48をつくるときは、参考にしたいと思います。はい。
コクピットまわりも、めずらしくきれいにできたと思っております。ただし、ここでは……
1/72では1/48と違って、キャノピーの透明パーツが4ピースにわかれたやつしかなくて(1/48には1ピース化した、いわゆる閉状態のパーツもついてるんだけどね)、ここをきれいに、かつ齟齬なくしあげるには、それなりの技術と根気が必要になるはず。
実際、ここだけで4日ぐらいかけて、デザインナイフで接合部をカリカリ削りつづけて、ようやく矛盾なく(見えるように)位置決めできたくらいで。でも、ウインドシールドのクリアブルーがきれいに塗れると、そのへんの苦労も報われるというか。そのへんがプラモデルのいいところだと思ったり。
じゃないと、ハセガワのキットはつくれないっていいますか。(^^;
(いちおう、つづく)

制作ノートといっても、今回は基本的に素組なので、大きなディテールアップなんかはやってないんだけど。ひたすら、ていねいに組み、塗装して、デカールを貼っていくだけで。
とはいっても、やっぱり最小限の追加工作は必要で。まず、コクピットまわりでは、大分の紙創り(和巧)さんの「汎用現用機シートベルト」を使ってみた。まあ、コクピットを閉め……以下いつものとおり。写真を撮り忘れたのもいつもどおり。ほんとに学習できないんだから。(TnT)
あと、機首のピトー管もいつもどおり、真鍮パイプ・線を組みあわせて自作してある。

えーと、急遽写真を撮ろうと思いたったんだけど、黒いバックになるものがなくて、しかたなくルーペの上に載っけたもんで、まわりがきたないですが。(^^;
上がキットのパーツ、下が自作品。やっぱり、ここは金属製にしたほうがいいと思います。はい。
21世紀のキットだから、かなり精密だし設計もいいんだけど、やっぱり何カ所かつくりにくいところがあるのが、ハセガワのいいところ。
今回でいうと、機首のM4、エンジンノズル上のA1とA2、下面のA15とA16といったパーツは、組説の指示どおりにすると位置決めがかなりむずかしそうなので、真っ先にとりつけるほうがいいと思う。
あと、No14「武器のとりつけ」でカットする指示になっているC7の突起などは、No8「主翼の組み立て」の最初の段階、パイロン用の穴開けといっしょに処理しておかないと、たぶんたいへんなことになるはず。
逆に、水平尾翼はデカールを貼ったあとに接着しないと、コーションの位置がおかしくなる。
ぢつは今回は先に接着しちゃったため、コーションが実機よりやや前になってしまったのですよ。しくしく。デカールを分割して貼ったり、いろいろやってみたんだけど、あとの祭りで。(TnT)

武装はいちばん標準的な、AIM-7FとAAM-3を4発ずつ。あと、ハイGタンク。当初は爆装または対艦攻撃用にしたかったんだけど、ぜんぜん資料がなくて。
まあ、スパローはこのあと、ほとんど使う予定がないのに、在庫がいっぱいあったから、処分にもなるし、これでいいやということで。
塗装は下面と主翼・水平尾翼の迷彩が308、上面が307、ハイGタンクが305の指定色。
ただし、ただし、実際に使ったのはMr.カラーのC番号じゃなくて、H。(´・ω・`)

これ、何年前くらいかなあ、水性ホビーカラーの特色として限定発売されたもの。だいじにとってありまして、この色味を参考にしながら、ニュートラルグレー、銀、青なんかを調色してつくった3色を使用。
いや、4色でした。主翼の迷彩部分に関しては、308だとくっきりしすぎるので、307にすこし白をくわえたものを塗りなおして、境界がぼんやりするように調整したんだった。水平尾翼に関しては、そのまま308でOK。

エンジンノズル周辺と水平尾翼の金属むきだし部は、黒鉄をメインにしつつ、銀や青をくわえてパネルごとに塗りわけてみた。実機写真を見ると、このへんのパターンは機体ごと、時期ごとにかなり違うようなので、あくまでそれらしく、くらいの精度で。やや、この写真を見ると、スパローのノズル部を開口してあったりするのがわかるぞ。てっきり見えなくなると思ってたのに。
閑話休題。
だいたい、F-4EJ改の場合(F-15Jもそうだけど)、個体と時期によって、色ムラがかなり違うんで、そのあたりもイメージ優先にするほかないみたいなんだよね。
たとえば、こちらのサイトなんか見ると、緻密に再現するのは無理だと思っちゃうし。
そのウェザリングに関しては、後日こんなんを読むことになりました。

『MADEL Art』4月号の特集「色ムラや汚れの忠実再現にトライ 現用機の塗装とウェザリング」という記事。ちょうど作例がF-4EJ改(1/48)だったんだよねー。
でも、とても参考にはなったものの、もうデカール貼りに進んでいたんで、今回は反映しないということで。1/48をつくるときは、参考にしたいと思います。はい。

コクピットまわりも、めずらしくきれいにできたと思っております。ただし、ここでは……
1/72では1/48と違って、キャノピーの透明パーツが4ピースにわかれたやつしかなくて(1/48には1ピース化した、いわゆる閉状態のパーツもついてるんだけどね)、ここをきれいに、かつ齟齬なくしあげるには、それなりの技術と根気が必要になるはず。
実際、ここだけで4日ぐらいかけて、デザインナイフで接合部をカリカリ削りつづけて、ようやく矛盾なく(見えるように)位置決めできたくらいで。でも、ウインドシールドのクリアブルーがきれいに塗れると、そのへんの苦労も報われるというか。そのへんがプラモデルのいいところだと思ったり。
じゃないと、ハセガワのキットはつくれないっていいますか。(^^;
(いちおう、つづく)