パーツ館にようこそ
 きのうの与太話のつづき。

TBX2 06

 さて、ブレインズがこの機体で検証しようとした新技術は、AMBACSっていうんですが、これの元ネタ、知ってる人ってどのくらいいるのかな。ぢつは、最初の『機動戦士ガンダム』なんですよ。

 つか、正確にはオンエア時じゃなくて、放送終了後の81年に、チェリオ先生がみのり書房から出した『GUNDAM CENTURY』っていうムックのなかででっちあげひねりだした、モビルスーツが四肢を持ってる理由っていうのが、このAMBACなんですね。「能動的質量移動による機体制御」の略。考えたのはスタジオぬえの人とか。

GC.jpg

 適当に写真を撮ったんで、見にくいですが。画面右が81年版で、当時は月刊『OUT』の増刊あつかいだったもの。左は2000年に出た完全復刻版。

 で、このAMBAC、実際には、宇宙空間でこういう手法を使っても、まともな機動はできないらしいんだけど、大気中なら充分に実用可能だよっていうのが、ブレインズのアイデアということで。

 通常、前進翼機みたいな空力的に不安定な機体は、カナードを微妙に動かして安定を維持する必要があるわけです。でも、実際に製造されたTB2には、カナードはない、と。じゃあ、どうやって安定させたかっていうと、そこでこのAMBACSが登場するんですね。

 具体的には、尾翼上に設置されたこのシステムの内部で、質量を前後に移動させることで、カナード制御と同じ効果を生みだそうというもの。

TBX2 03

 これですね。

 なぜすなおにカナードを装備せずに、こーいうやり方をとったかは、ブレインズにしかわかりません。もしかすると、カナードが嫌いだったのかもしれないし。ヽ( ´-`)ノ

 とにかく、TB2はカナードを装備してないんで、それにかわるシステムが必要だったのはたしか。じゃあ、はじめから前進翼にするなよ、とも思うんですが、そこが天才の考えることで。

 たぶん、TB2は輸送機だから、それほど機動性は必要ないんで、複雑なカナードは必要ないって考えたんじゃないですかね。いや、だったらやっぱり前進翼にするなよって話になるわけですが。相手は天才だから、しかたがないのだ。

 それで、TB2の尾翼には、いわゆる補助エンジンが搭載されているとされてますが、ほかにもこのシステムが3セットはいっていて、これで安定を維持していたとのことです。

ちなみに、尾翼近辺はこーいう感じで。

TBX2 02

 かーなり改造してるのがわかります。ちなみに、主翼に描いてある「BD」は、ブレインズ・ダイナミクスの頭文字。

(つづく)

2015.02.09(15:04)|プラモコメント:(0)TOP↑
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