巡礼9のつづき。
ショールームでは、どきどきするようなこともあったのだけど、それはまたべつの話。
これで順路は終わりだと思うが、あれ? 物販コーナーがない。せっかくきたんだから、Tシャツくらい買いたいけど(前日の企業ブースでは、もう売りきれていたので)。
それで、案内をよく見ると、なんとこの開放日には、2階と3階でも展示・説明があり、物販は5階で大々的にやっているとのこと。ラッキー。やっぱり競輪場がスカで大ラッキー。
さっそく、階段を探して会場にたどりつき、3D-CADの実演を見たり説明を聞いたり、ボックスアートの原画を見たり製造工程を見学したり。これは、競輪場はもちろん、ツインメッセより内容が濃いっす。
なるほど、ツインメッセのタミヤ・ブースがそっけないくらいだった理由がわかりましたよ。「くわしくは本社で」っていうことだったのね。
そのあと、5階の物販コーナーに行って、待望のTシャツをゲット。
ついでに、以前から探していたデザートカラー仕様のトーネードも見つけた! どこにも売ってないんで、もう絶版かと思ってたのに、なんと3つありましたよ。
これ、3つとも買うべきだろうかと、逆上しつつ考えたものの、最後は理性が勝って、1個にしておいた……けど、いま思うと、2個のほうがよかったかもしれない。(^^;
さて、大満足でタミヤ本社をあとにして、時刻は2時50分。帰りの新幹線は大混雑が予想されたため、前もって指定席をとってあった。その時刻まで、まだ2時間近くある。
そこで、最後の余韻にひたろうと、またツインメッセに逆もどり。というか、きたときとはべつの道をたどって、ふたたびメッセに到着。
企業ブースか、合同展か、迷ったあげく後者を選び、ざっと見てまわると、意外にも、まだ見てないテーブルがいくつかあった。というか、テーブルふたつぶんを完全に見逃していたらしい。ちょうど、城郭戦艦の次の列だったので、興奮して通りすぎちゃったんだろう。
ひとつは、ひこーき関係、それも民間機・大型機のテーブルで、ここでもすごい作品があった。
ヤマト急便仕様のB-52、B-2、B-1ですよ! どーすれば、こーいう発想ができるのか。
たしかに、模型ブロガーでは「架空飛行機工場」さんが、パンナムの巨人機とか、DHLのVTOL輸送機とかを制作しておられるけど、爆撃機のヤマト急便仕様っていうのは、常識をつきぬけないと出てこない発想でしょう。
やー、もどってよかった。
と、思いつつ、2番めのテーブルを見ていると、これも超絶モノが。
わーい、ドルニエDo-Xだ。しかも、オオタキのキットと書いてある。すごいヴィンテージ品。
まあ、オオタキのDo-Xの金型は、その後ドイツ・レヴェルの手にわたって、いまもときどき再販されているから、キット自体は入手困難ってわけじゃない。
ほら、うちにもあるし。(´・ω・`)
ただ、このオオタキの金型、クリアパーツがだめだめで、そのままでは完成できないっていう欠点があってね。そのせいで、ずっと積んだままだったのです。
どうやら、このモデラーさんは、その問題を解決したらしい。そこで、近くにいたクラブの方に聞いてみると、やっぱり制作者に同じ質問をしたそうで、くわしく教えていただいた。
正解は、木工ボンド! 木工ボンドを少量の水で溶き、細いスポイトで慎重に置いてやると、表面張力でいい感じに窓ができるとのこと。
ぢつは、私も解決策は木工ボンドしかないと思っていたのですよ。
ただ、窓部分に粘着部がくっつかないよう、セロテープを貼って加工したにしたマスキングテープを外側から貼り、裏から木工ボンドを置いていくという方法を考えていたので、そういってみると、「水の増減で粘度を調整すれば、たぶん表面張力だけで行けそうですよ」とのこと。
これはいいことを聞きました。いつか、このキットをつくるときがきたら、忘れずにためしてみなければ。
と、いうところで、時間がきた。うしろ髪をひかれる思いでツインメッセをあとにして、静岡駅で土産を買って帰還。
なんだか、あっという間の2日間で、久しぶりに刺激的な経験だったなあ。
ふたつ、合同展を見て思ったこと。
第一。模型はやっぱりアイデアとセンスですよ。技術はあったほうがいいにこしたことはないけど、あくまで二の次。
第二。超絶モデラーさんはあまたいるけど、展示作品のなかには、自分と同レベルか、失礼ながらそれ以下のものも多数あった。最近はどうも技巧に走るきらいがあるけれど、模型というのは楽しんでつくればいいんだ。
この2点を再認識できただけでも、行ってよかったと思いますです。はい。
おしまい。
ショールームでは、どきどきするようなこともあったのだけど、それはまたべつの話。
これで順路は終わりだと思うが、あれ? 物販コーナーがない。せっかくきたんだから、Tシャツくらい買いたいけど(前日の企業ブースでは、もう売りきれていたので)。
それで、案内をよく見ると、なんとこの開放日には、2階と3階でも展示・説明があり、物販は5階で大々的にやっているとのこと。ラッキー。やっぱり競輪場がスカで大ラッキー。
さっそく、階段を探して会場にたどりつき、3D-CADの実演を見たり説明を聞いたり、ボックスアートの原画を見たり製造工程を見学したり。これは、競輪場はもちろん、ツインメッセより内容が濃いっす。
なるほど、ツインメッセのタミヤ・ブースがそっけないくらいだった理由がわかりましたよ。「くわしくは本社で」っていうことだったのね。
そのあと、5階の物販コーナーに行って、待望のTシャツをゲット。

ついでに、以前から探していたデザートカラー仕様のトーネードも見つけた! どこにも売ってないんで、もう絶版かと思ってたのに、なんと3つありましたよ。
これ、3つとも買うべきだろうかと、逆上しつつ考えたものの、最後は理性が勝って、1個にしておいた……けど、いま思うと、2個のほうがよかったかもしれない。(^^;
さて、大満足でタミヤ本社をあとにして、時刻は2時50分。帰りの新幹線は大混雑が予想されたため、前もって指定席をとってあった。その時刻まで、まだ2時間近くある。
そこで、最後の余韻にひたろうと、またツインメッセに逆もどり。というか、きたときとはべつの道をたどって、ふたたびメッセに到着。
企業ブースか、合同展か、迷ったあげく後者を選び、ざっと見てまわると、意外にも、まだ見てないテーブルがいくつかあった。というか、テーブルふたつぶんを完全に見逃していたらしい。ちょうど、城郭戦艦の次の列だったので、興奮して通りすぎちゃったんだろう。
ひとつは、ひこーき関係、それも民間機・大型機のテーブルで、ここでもすごい作品があった。

ヤマト急便仕様のB-52、B-2、B-1ですよ! どーすれば、こーいう発想ができるのか。
たしかに、模型ブロガーでは「架空飛行機工場」さんが、パンナムの巨人機とか、DHLのVTOL輸送機とかを制作しておられるけど、爆撃機のヤマト急便仕様っていうのは、常識をつきぬけないと出てこない発想でしょう。
やー、もどってよかった。
と、思いつつ、2番めのテーブルを見ていると、これも超絶モノが。

わーい、ドルニエDo-Xだ。しかも、オオタキのキットと書いてある。すごいヴィンテージ品。
まあ、オオタキのDo-Xの金型は、その後ドイツ・レヴェルの手にわたって、いまもときどき再販されているから、キット自体は入手困難ってわけじゃない。

ほら、うちにもあるし。(´・ω・`)
ただ、このオオタキの金型、クリアパーツがだめだめで、そのままでは完成できないっていう欠点があってね。そのせいで、ずっと積んだままだったのです。
どうやら、このモデラーさんは、その問題を解決したらしい。そこで、近くにいたクラブの方に聞いてみると、やっぱり制作者に同じ質問をしたそうで、くわしく教えていただいた。
正解は、木工ボンド! 木工ボンドを少量の水で溶き、細いスポイトで慎重に置いてやると、表面張力でいい感じに窓ができるとのこと。
ぢつは、私も解決策は木工ボンドしかないと思っていたのですよ。
ただ、窓部分に粘着部がくっつかないよう、セロテープを貼って加工したにしたマスキングテープを外側から貼り、裏から木工ボンドを置いていくという方法を考えていたので、そういってみると、「水の増減で粘度を調整すれば、たぶん表面張力だけで行けそうですよ」とのこと。
これはいいことを聞きました。いつか、このキットをつくるときがきたら、忘れずにためしてみなければ。
と、いうところで、時間がきた。うしろ髪をひかれる思いでツインメッセをあとにして、静岡駅で土産を買って帰還。
なんだか、あっという間の2日間で、久しぶりに刺激的な経験だったなあ。
ふたつ、合同展を見て思ったこと。
第一。模型はやっぱりアイデアとセンスですよ。技術はあったほうがいいにこしたことはないけど、あくまで二の次。
第二。超絶モデラーさんはあまたいるけど、展示作品のなかには、自分と同レベルか、失礼ながらそれ以下のものも多数あった。最近はどうも技巧に走るきらいがあるけれど、模型というのは楽しんでつくればいいんだ。
この2点を再認識できただけでも、行ってよかったと思いますです。はい。
おしまい。