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 現代のゾンビ(リビングデッド)像を創造した名伯楽、ジョージ・A・ロメロ監督が亡くなったそうだ。AFPの「ゾンビ映画の巨匠、ジョージ・ロメロ監督逝く 77歳」(のちにスティーヴン・キング師のコメント追加あり)など。

 やっぱり、『Dawn of the Dead』を公開初日に劇場で見たときのインパクトっていうのは、相当なものでしたよ。当時はダリオ・アルジェント師を崇拝していて、そのアルジェント師がプロデュースしたっていう理由だけで、なんの予備知識もなく見たんだっけ。これが79年のこと。

 翌年の10月、日曜洋画劇場で『2001年』がテレビ初放送になると知って、はじめてビデオデッキ(もちろんベータ!)を買い、さらにその翌年春だと思うけど、季刊『宇宙船』で『Night of the Living Dead』のビデオが存在するのを知って、万難を排して手に入れたもの。

 もちろん、日本語字幕版なんかない時代だから、歌舞伎町の一隅、マンションの一室にあった非合法の海賊版専門店でね。ここでは、のちに『ビデオドローム』とか『空の大怪獣Q』なんかも入手したっけ。そういう店でした。

 当時のホラー、スプラッターって、邦題より原題でおぼえてるケースが多いんだけど、それはこの店で大半を調達してたからでしょう、きっと。

 というきっかけで、ロメロは生活の一部になったわけです。違うか。リビングデッドが、といったほうがいいでしょう。ロメロの作品っていうと、あとは『Day of the Dead』と『クリープショー』くらいしか印象がないもんね。

 ロメロが創造したリビングデッドのすごいところは、生きた人間を襲って食うことと、食われた人間がリビングデッドになっちゃうっていう点。これにつきるでしょう。どっちも本来はヴァンパイアの属性だけど、それをハマープロ時代まではどんくさかったゾンビに移植することで、20世紀最強のモンスターをつくりあげちゃった。

 本人はマシスンの『地球最後の男』にインスパイアしたっていってたけど、この「移植」がなかなかできないわけで。

 また、低予算でつくれるっていうメリットがあったんで、雨後の竹の子がまあ出てくるわ出てくるわ。ルチオ・フルチの『サンゲリア』『ゲート・オブ・ヘル』『ビヨンド』(『フロム・ビヨンド』じゃないほうね)はクトゥルーと融合したり、アルジェント師プロデュースの『デモンズ』は理不尽系を追及したり。

 そして、巨匠サム・ライミの『Evil Dead』から『キャプテン・スーパーマーケット』に至る流れは完全にSFだったし、ダン・オバノンも『Return to the Living Dead』でパンデミック系っていう新境地を開拓して、それが『バイオハザード』につながっていくわけだし。

 まあ、オバノンはその前に『ゾンゲリア』なんてのも書いてますが。ヽ( ´-`)ノ

 そういや、『ゾンバイオ』なんてのもあったな。あれもクトゥルー。トビー・フーバー先生も当然のごとく参戦して、なかでも『スペースバンパイア』は傑作だと思います。

 あと、ヴァンパイアの属性をゾンビにとりいれたことで、両者の境界が一部とっぱらわれたっていうのも、ロメロの大きな業績でしょう。

 たとえば、タランティーノの『フロム・ダスク・ティル・ドゥーン』とか、カーペンター師の『黒の十字架』2部作なんかは、ざっくりゾンビ系だと思ってたもの。十字架の有無くらいか、違いは。

 さらに、クロネンバーグ師の『Rabid』や『Shivers』だって、明らかにゾンビ=ヴァンパイア系だと思うし(どっちもとーぜん海賊版で見ただけ。いまはこのへんもDVDが出てるんだね。不思議だ)。

 という感じで、ロメロ師のクリーチャーは、70年代以降のホラーを完全に席巻したといっていいでしょう。

 とはいえ、いくらインパクトが強くても、30本くらい見つづけると飽きてくるのもたしかで。(´・ω・`)

 最後に見たのは、96年の『デモンズ'95』かな。いや、21世紀にはいってから、ザック・スナイダー版の『ドーン・オブ・ザ・デッド』を見たんだった。この2本が最後か。

 ちなみに、『デモンズ'95』はデモンズ・シリーズとはなんの関係もない、非常に完成度の高い不条理SFの傑作でした。いちおう、リビングデッドは出てくるものの。このあたりが作品紹介としては妥当かも。へえ、この監督、『バロン』の助監督だったんだ。知らなかった。

 また、ザック版は20世紀型リビングデッドに「走る」「スピード」っていうすぐれた属性を付加した、エポックメーキングな作品だと思います。これもまた名作といっていいでしょう。

 という、リビングデッドの創造者、ロメロ師でした。なんだかんだいって、かなり影響うけてるんだろうね、あたしゃ。

 合掌。(-人-)

2017.07.17(16:49)|映画・テレビ・ドラマ・DVDコメント:(0)TOP↑
 という記事が、J-Castに載ってる。正確には「少女向け特撮にハマる大人たち」ですが、もちろん『ミラクルちゅーんず』のお話。

 まあ、見たらハマるでしょう。大きなお友だちだったら、ほぼ確実に。

 先週から2クールめに突入して、お約束のパワーアップもお約束どおりに実現したし。今週から、エンディングが5人バージョンの『Jump!』に変更になったのが、やや残念ですが。前作の『ハートのジュエル』はオープニングの『Catch me!』より気に入ってたんだけどなー。

 てなことはどうでもよくて、来週は3回めのスペシャル・ジュエル・バージョンだそうで、5人でのスペシャル・コスチュームは初。はい、また見ちゃうんでしょうねー。

 でも、この世代だと、Eテレ『シャキーン!』のめいちゃんが歌う「こころね」が、最近では出色の名作だったりして。公式サイトのこちら

 いや、だから、ロリコンじゃありませんって。ほんとですから。ヽ( ´-`)ノ

2017.07.09(12:30)|映画・テレビ・ドラマ・DVDコメント:(2)TOP↑
 最近、日曜の午前中はすっかり廃人モードにはいっちゃってる。

 理由はかんたんで、『ミラクルちゅーんず!』があるから。(^^;

 なんだかんだといいつつ、きょうの#10まで全話コンプリートしてたりするのでした。

 相当マンネリな展開だし、新撮部分は10分あるかないかなんだけど、ねえ。

 とはいいつつ、先週からサウンドジュエルが進化してスペシャルジュエルだっけ? になって、これを使うと戦闘時(っていいのかどうかわかんないけど)のコスチュームが変化するっていうテコ入れもあり、なかなか飽きません。

 さらに、#10から追加メンバーふたりも登場。来週から本格参戦するようで、これはどうやら4クールぶちぬくつもりなんですかね。

 きょうのオンエアでぶっとんだのは、カノンの父親役でボウケンシルバーが登場したところでしょうか。先週はフウカの父親で本郷猛も登場したし、そういうシカケは毎回あるようで。

 そうそう。#9では、フウカの身体能力の高さが見られたりと、そーいう発見もあります。

 でも、『ミラクル』だけですめばそれほど実害もないんですが、1130時になると、こんどはMXで『このすば』の再放送がはじまっちゃうんだよね。(^^;;

 本来、見るつもりなんかさらさらなかったのに、いざ見はじめるとハマリ感が半端じゃなくて。これ、来週以降も第2シリーズをやるんだろうか。やったら見ちゃうんだろうなー。やっぱり。

 で、気がつくと日曜午前は廃人モード。(TnT)

 まあ、サガなんで、しかたないですが。

2017.06.04(12:44)|映画・テレビ・ドラマ・DVDコメント:(0)TOP↑
 綾女姫の主演映画『光』(河瀬直美監督)が、カンヌのコンペ部門上映で絶賛されたそうだ。まだ速報段階だけど、毎日の「<カンヌ映画祭>河瀬監督、永瀬さんら拍手に感極まり涙」など。

 去年末、『光』の制作が公表された段階でこうなることは確定してたけど、実際に実現すると、感無量でありますね。

 当然、女優賞の候補になる綾女姫にもスポットがあたって、スポニチには「水崎綾女、カンヌから世界へ」とか「ヒロインに水崎綾女を選んだ理由は…」っていう関連記事も。

 なんだか、デビュー当時から13年、ずっと応援してきたかいがあったというものです。しみじみ。

 スカウトキャラバンでフォトジェニック賞だっけ、あれを受賞したとき、「これは百恵さんの再来になる」って思って、それで追っかけはじめたんでした。いまはそういう雰囲気もないけどね。

 そしたら、『キューティハニーthe LIVE』でとんでもない演技をして、これは本物だぞって思って、その後エスケイプがあって、『ユダ』があって、『赤ピン』があって……なんか感慨深いなあ。

 さて、次は、パルム・ドールか女優賞をとれるかどうかだけど……女優賞ってことになると、それこそ日本人初ですからねー。

 そういや、綾女姫はフランスに行く前、ハワイに3日くらいいたんだけど、あれはなんだったんでしょう? 結婚式でもやったのかな?

2017.05.24(11:54)|映画・テレビ・ドラマ・DVDコメント:(0)TOP↑
 先月からMONDOでやってるのは知ってたけど、タイミングがあわなくて、きのうやっと見ました。河崎実監督の『アウターマン』。

 公式サイトのトレーラーはこちら

 見なかったのは、「あの」河崎実作品だからなー、という安易な思いこみのせいもあって。だって、これまでに見たのは……『いかレスラー』でしょ、『ヅラ刑事』でしょ、『地球防衛ガールズ』でしょ。

 しかも、去年は飯伏幸太を使っての『大怪獣モノ』とかもつくってるし(これは未見。「バトルメン」かなんかでちらっと見ただけ)。

 当然、見るべき順位は低くなるわけで。

 ところが、いざ見たら愕然。これ、10年に1本の大傑作じゃないですか。

 ざっくりいうと、ウルトラマンはじつは侵略宇宙人で、バルタン星人こそそれと戦うヒーローっていうお話。もちろん、ウルトラマンじゃなくてアウターマンだし、バルタンじゃなくてシルビー星人ですが。

 登場人物やセリフがいちいち「刺さる」演出は、いっそ爽快といっていいし、特撮は特撮研究所がやってるんで、現代アナログ特撮としてはこれ以上は望んじゃいけないレベルにしあがってるし。

 久しぶりに見た塩谷舜とかもしっかりした演技だし、主役クラスはほとんど全員が特撮出身者。さらには、萩原佐代子さん! 牧野美千子さん!ぉぉ さらには時田優さん! までひっぱりだすスペシャルゲスト勢もお約束どおりとはいえ豪華。

 もっとも、キャストでいちばんいい味を出してたのは、タルバ役のGeroという人。ミュージシャンだそうだけど、ほかの演技者とは微妙に違う間とか、セリフまわしとかが、シルビー星人にすごくマッチしてました。負け犬感とかね。

 まあ、ネタがネタだけに、少々うざったい演出もあったけどね。

 たとえば、10回以上連呼された20億3000万のアウターマン星人っていう数字。いや、ここは75億くらいにしないと、イデ隊員が「人類の数とほとんど同じじゃないか」ってつっこめないじゃん。(´・ω・`)

 みたいな与太も、もちろん満載。

 そうそう。アウターマンの戦い方、もしかしてレッドマンを意識してた? 見てるあいだは「すごいヒールっぽい戦い方じゃん。まあ、飯伏を起用したりするくらいだから、プロレス好きなんだろうなー。そういや、つっかも起用したことあるらしいし」くらいに思ってたけど、見終わってしばらくしてから思いついた。

 そして、ラストの石坂浩二風ナレーション。「でも、これは架空の世界の物語です。だって、50年以上も人気がつづく番組なんて、この世にあるはずがありませんから」かな? 細部はかなり違ってるはずなんで、再見したときにまた修正します。

 これって、特撮に対する愛憎が詰まった、究極のエンディングだよね。実はここがいちばん感動しました。

 なんていうか、わかってる人が、愛憎ともにこめてつくると、こんなにすごいB級の傑作ができるんだねえ。脱帽しました。河崎監督、ぢつはすごく偉かったんだ。(^^;

 たしかに、特撮大好きでプロレスも好きな1950年代後半生まれだったら、こういう思考回路になって当然だよねー。

 ということで、機会があったら必見です。

 MONDOでは、来月も何回かリピート放送があるようなんで、かならず録画しなければ。

2017.04.22(12:16)|映画・テレビ・ドラマ・DVDコメント:(0)TOP↑
パーツ館より

yogarashi

Author:yogarashi
2011年11月より、シーズン3の営業をはじめました

2007年~2011年のシーズン2はこちら
2004年~2007年のシーズン1はこちら

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