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パーツ館にようこそ
 きのうの「とーとつですが」のつづき。

 考えたら、ふだん使ってる「とーとつですが」も吾妻ひでお師の名言のひとつだった。これ関連ということで。

 それは置いといて。

 ここでひとつ疑問が。

 これだけの大作家なのに、なんでいままで知らなかったんだろう? 正直、完全に知識が欠落してた。

 実際、あの『怪盗ルパン』の「作者」っていうと、江戸川乱歩とならぶ巨頭なわけで。

 はっきりいって、この人がいなかったらルパンは日本で認知されず、はてはルパン三世として世界に認知されることもなかったはずで、これはとんでもない偉業なんですよ。ほんとに。

 しかも、戦前から昭和20年代にかけて活躍した作家っていうと、押川春浪、国枝史郎をはじめ、海野十三、香山滋、角田喜久雄、夢野久作、小栗虫太郎、久生十蘭、橘外男、蘭郁二郎、大下宇陀児などなど、一度は耽溺した作家も数知れずなのに、なぜこの大作家だけぬけちゃっていたのか。

 ふしぎでしょうがないんで、いろいろ理由をこねまわしていくうち、ようやく気づいたことがひとつ。

 上にあげたなかで、押川春浪以外は、全員が『新青年』をおもな活動の舞台にしてたはず。対して、南洋一郎は『少年俱楽部』などで、調べたかぎりでは『新青年』には書いていないらしい。

 つまりこれは、ヨコジュンさんの呪いですね。ヽ( ´-`)ノ

 古典SFっていうと、やっぱり『新青年』が主流といっていいわけで、冒険譚主体の『少年俱楽部』はSF界隈で語られることがすくなく、よって南洋一郎も視界にはいらなかった……そのへんが正解ではないでしょうか。

 ヨコジュンさんっていうと、10月に偲ぶ会があったんだけど、当然ながら行けずじまいで。まあ、直接の面識はなかったし、しかたないということで。

 話をもどして。

 この大作家を知らなかったっていうのは、もしかすると人生の一大失策かもしれないな。そのくらい圧倒された文章でした。

 ただ、現在ではルパンをのぞいて入手困難なのは、この時代の作家に共通の状況で、ほんとにもったいないと思うしだい。ネットオークションをのぞいてみると、ジュビナイル1冊が5万とか9万とかで取引されてるようで、こんなのは買っちゃいけないよね。

 だから、ほかの作品はもう読めないと思うけど、このわずかな掲載分だけでも、はげしく印象に残る作家のひとりになったのでした。

 くそー、もう30年早く気がついてれば、なんとかなったんだよなー、たぶん。返すがえすも残念。

2019.11.17(12:06)|小説・本コメント:(0)TOP↑
 前にも書いたけど、SFの仕事をやめたにもかかわらず、いまでも著書や訳書をお送りいただく機会が多い。

 先週は3日で2件、計6冊をいただいてしまった。恐縮至極。

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 上4冊はろーだんをひきついだ星谷馨さんから。537巻でK・H・シェールが復帰したのだけれど、前回250巻を担当した縁で、近作を送っていただいた。

 とりいそぎシェール回を読んでみたところ、昔のシェールっぽくて……というより、いつものシェール節で、なんだか懐かしかったっす。

 下2冊はいつもの嶋田洋一先生から。ピーター・ワッツ著『反響動作』上下。東京創元社の創元SF文庫で各巻960円。

 こっちもまだざっと目を通しただけながら、なるほどねー、最近のSFはこうなってるのかー的なアイテムが満載で、エンターテインメントの極致をいってるようです。

 とくに気になったのが、「超越知性」っていう言葉。(´・ω・`)

 この言葉、創作したっていうか、最初に使ったのは、たぶん私でございます。(^^)

 1993年くらいだから、たぶん。

 この『反響動作』での用法は、当時のニュアンスとはぜんぜんかけはなれてるんですが、こーいう言葉を見かけると、それだけで、なんとなくこそばゆいような気が。(^^;

 よーいち先生だから、「向こう」の用語も認識したうえで選んでくれたんでしょうが……

 うん、こそばゆいっす。(^^;;;

 という感じで、おふたりとも、ありがとうございました。

2017.01.29(19:02)|小説・本コメント:(2)TOP↑
 嶋田よーいち先生から、表題の新刊をいただいた。もうSFの仕事はしてないのに、ありがたいことでございます。

SSFS01.jpg

 こーいう本で、著者チャイナ・ミエヴェルの短編集。翻訳者は3人。2500円。

 驚いたのは、この装丁。とーこちゃんといっしょに、思わず「すげー!」「かっこいい!」っていったんだけど、往年のSFシリーズ、ミステリ・シリーズのデザインを完全復刻してるんですよ。

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 背中。いわゆる「銀背」ですよ。40~50年前くらいの昔々、銀背はある意味て読書人のステイタスみたいなところがあってねえ。ほかに金色の背中もあった(古典用)けど、やっぱりSF・ミステリは銀背じゃないとって感じで。

SSFS04.jpg

 中味も当時の銀背を忠実に再現してて、それどころか紙色までそれっぽくしてあるっていう凝りよう。内容を読まずに、ここまで興奮する本っていうのは、めったにないんじゃないでしょうか。

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 裏カバーによると、「新☆ハヤカワ・SFシリーズ」というそうで、これが6冊めらしい。中高年の読書好きに特化したシリーズとは思うけど、ここまでツボにはまった「仕掛け」は、久しぶりに見たような気がします。はい。

 内容は……きのうの夜にとどいたばかりなので、これからですが、けっこうなものをありがとうございました >よーいっちゃん。

2016.12.08(12:23)|小説・本コメント:(2)TOP↑
『ポーの一族』続編掲載の月刊フラワーズ。なんでも、フラワーズっていうのはプチフラワーの発展版だそうで。

 とーこちゃんがamazonに予約してて、注文が殺到してるんでいつ届くかわかんないとかいわれてたものの、ぶじ発売日にゲットできました。

poe.jpg

 理由は不明ながら、旧作の「訪問者」('80)と「湖畔にて」('76)を収録した別冊が付録になってる。

 で……

 さっそく読んだとーこちゃんは、「こんなのエドガーじゃなーーーい!」って、何度も叫んでました。(´・ω・`)

「このアランは肉食ってるにちがいない!!!」とも叫んでたかな。

 ざっと見たところ、けっこうそれっぽいかなと思うけど、まあ読んでみませう。

2016.05.28(17:58)|小説・本コメント:(0)TOP↑
 なんと、来月に新作の続編が出るんだって!

 まんたんウェブの「ポーの一族:40年ぶり続編 フラワーズに読み切り掲載へ」という記事。

 なんか、文字どおり不死者が帰還したって感じで。あるいは、死者が生き返ったのか。

 とはいえ、『ポーの一族』はわが家では、いまでも「現役」で語られていて、つい先週も「エドガーの妹はメリーベルだったよね」みたいな話をしたところだったりして。

 あるいは、1カ月くらい前、香取慎吾主演のドラマが『ポーの一族』原案だと知って、いくらなんでもそれはないだろうって義憤に震えたり(笑)。スペル星人風にいうと「バンパネラをバケモノ扱い!」って感じで。ヽ( ´-`)ノ

 なので、続編と聞くとざわざわするのはたしかであります。

 さ、とーこちゃんははたして予約するのであろうか?(´・ω・`)

2016.04.28(13:44)|小説・本コメント:(4)TOP↑
パーツ館より

yogarashi

Author:yogarashi
2011年11月より、シーズン3の営業をはじめました

2007年~2011年のシーズン2はこちら
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