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パーツ館にようこそ
 ゆうべの月。

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 このかたち、赤さかげんがものすごくアルカイック。

 ただそれだけなんだけど、いい写真なんで。オリンパスのデジカメ、やるな。

2019.11.30(17:17)|日々の雑感コメント:(2)TOP↑
 これのつづき。

 どういう文庫かというと、これであります。

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 光文社の『「少年」傑作選』全5巻! 

 発行は1989~90年だから、ちょうど30年前。当時は時々あったんだけど、雑誌のページそのものを版下にして……よーするにコピーして縮刷版をつくるっていう荒っぽい方法で、雑誌掲載時の雰囲気を伝える企画っていうのかな、そーいうシリーズのひとつです。

 したがって、発行当時も当然ながら裸眼では読めないっていうしろものなんだけど、いまはルーペが発達しているんでなんとか読める(潰れてる文字も多いけど、前後関係から判読は可能)という、まさに2020年を前にした現在にぴったりな時間つぶしアイテムなのでありました。

 1冊あたり700ページあるし、中身はマンガだけでなく、図解や読み物、絵物語、特集記事などバラエティ豊富だから飽きない。とーぜん、10時間やそこらでは読みきれないわけで、これはいいものをストックしていたものだと、われながら感心することしきり。

 考えたら、買った当初も、究極の時間つぶしアイテムっていう位置づけだったんだよね。それが入院対策というかたちで生きたわけであります。

 で、第1巻は見てのとおり、アトム特集。だけど、そーいうわけでほかの読み物、マンガも多数収録されていて、これがことごとくおもしろい。一例をあげると、杉浦茂大師『ミスターロボット』とか、うしおそうじ大師『どんぐり天狗』、編集部編の企画もの『少年探偵手帳』、高荷義之という画伯の『戦争イラスト名作集』などなど。ね、宝の山ですよ。

 なかでも圧巻だったのが、小説。江戸川乱歩の『青銅の魔人』の解決編(連載5回ぶんくらい)。ここで明智小五郎シリーズの真骨頂を読めるとは、思ってもいませんでした。

 でも、もっとすごいのが次に控えてたんですね。それがタイトルの南洋一郎『密林の大怪船』という小説。これが珠玉の名品だったんだよね。

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 スキャナにかけると本がばらばらに分解しそうなので、こーいう写真で。クランプがここで役立つとは。ヽ( ´-`)ノ

 いわゆる少年たちを主人公にした冒険譚なんだけど、文章の流麗さが桁違い。直前に乱歩を読んだのに、それを上まわる筆致で、いっぺんにひきこまれてしまった。たとえば、

「見わたすかぎりずうっと左から右にかけて、まっかな火がぽっぽっともえあがっている。それがすさまじい烈風にあおられて、見ているうちにもえひろがり、はじめはぽつぽつの一点だったのが、たちまち巨大な火の一線となり、ひじょうな速力でごうごうとおしよせてくるのだ。猛火の祈祷だ。ほのおの大つなみだ」

 みたいな感じ。それはそれは圧倒的であります。

 この文章をルーペをたよりに判読していく作業が、なんというか至高のひとときに感じちゃうのが、またすごくって。ほんとに圧倒されました。はい。

 しかし、ここでひとつ疑問が。

(とーとつですが、つづく)

2019.11.16(19:16)|日々の雑感コメント:(8)TOP↑
 すっかりブログはごぶさたですが、生きてます。

 ただ、9月末に大腸ガンが発覚して、手術~化学療法という一連の手順を踏むことになり、ストーマ(人工肛門)装備となったこともあって、すっかりサイボーグ化して人生が変わりました。

 といっても、60歳をすぎたら、いつなにが起きてもふしぎじゃないんで、こういうこともあるよな~と達観してますが。

 現在は2週間に1度、2泊3日の入院を要する抗ガン剤治療を進めていて、来週が早くも3回め。これがしばらくつづくことになってます。まあ、しょうがない。

 ということで、この2泊3日がなかなかつらい。基本的にひまなんだけど、点滴を6、7本ぶらさげたままになるから、動きがままならないんだよね。あと、これからは副作用も出てくるだろうし。

 でも、いちばんの問題はひまつぶし。本や雑誌を持ってったけど、これでは数時間しかもたない。DVDプレーヤーも持ちこんだりしたものの、入院っていうのは意外に忙しくて、集中して見ることがかなりむずかしいと判明して、これもだめ。

 PCは病院にWi-Fiがないし、アクセスポイントを持ちこんでもたいした時間つぶしにはなりそうもないので、これも却下。

 そこで試したのが、パズル雑誌。これはけっこう有効で、適切な雑誌を選べば相当に時間がつぶせるとわかりました。クロスワードよりシークワードやスケルトンのほうがいいみたいで。

 ただ、これだけで2週間に3日もたせるのは不可能なので、2の矢、3の矢を探しているきょうこのごろです。

 で、思いだしちゃったんだよねー。こーいう時のためにと、昔に買っておいた文庫があったのです。

 ぢつはこれが本題で、これを書くために前提となる入院の話をしたしだい。

(つづく)

2019.11.16(17:47)|日々の雑感コメント:(2)TOP↑
 わが心の宝、吾妻ひでお師が亡くなったそうだ。

 読売新聞の「おたく文化の祖、ギャグ漫画家・吾妻ひでおさん死去」など。おたく文化の祖じゃないけどね。せいぜい一端を担っただけで。担い方がすごかったけど。

 むしろ、「最後の破滅型詩人」くらいにしといたほうが、吾妻さんにはぴったりかも。本人、相当にいやがるだろうけど。

 吾妻さんのことは、このブログでも(旧本店なんかで)いいろいろ書いたから、いまはいいや。いちばんの代表作は『ふたりと5人』じゃなくて、『やけくそ天使』でした。これはSF者全員の一致した認識。個人的には、『オリンパスのポロン』あたりもオアシス(吾妻さんにとって)的でよかったもの。もちろん、『失踪日記』以下も成仏させました。

 もしかすると、書きたいことがいっぱいあるのかもしれないけど、言葉が思い浮かばない。

 成仏するにちがいないけど、成仏してください。

 長いあいだ、ありがとうございました。

 合掌。(-人-)

2019.10.21(15:36)|日々の雑感コメント:(2)TOP↑
 プロダクション・ノート1のつづき。機体のディテール・アップや加工など。

 まず、ひと目でまずいとわかるのが、この後部主排気ノズル。

AV-8B 1001

 この中央のやつ。タイヤの上。ノズルが完全にふさがっていて、フィンのアタマらしきモールドがふたつあるだけ。じつはハセガワの1/72ハリアーは、GR Mk.3やシーハリアも同じ構造なので、いずれも修正しないとならない。

AV-8B 1002

 といっても、やり方はかんたん。こうやって、ドリルとやすりでがりがりと穴を開け、切削面をきれいにならしたら、0.5mmくらいのプラ板をそれらしい形に切って、片側2枚ずつ貼ってやり、最後に細かく成形して、おしまい。

 うー、プラ板を貼った工程の写真がない。(TnT) 撮ったはずなんだけどなー。

AV-8B 1003

 わかりにくいですが、よーするにこーいう仕上がりになります。GR3やシーハリアでも同じ作業をしたので、慣れた道といいますか。

 コツとしては、プラ板を少し長めに切り出すこと。そのほうが貼るさいの位置が決めやすかったり、利点があります。で、位置や形が決まったら、よぶんなところはカットしてやれば、成型もスムーズにできると思います。はい。

 これ、参考になると思って、写真撮ったんだよなー。どこに行っちゃったんだか。(TnT)

AV-8B 1004

 次。主インテークに3つずつついてる、サブインテークみたいなやつ。ここはモールドがやや浅いので、エッジをぎりぎりまで薄くして、角度を強調しました。

AV-8B 1005

 主脚などはタイヤとギア部分のあいだが埋まっているので、まずピンバイスで穴を開け、

AV-8B 1006

 見にくいけど、わかりますかね。この穴を基準にナイフで拡張・整形して、タイアとギアの間に空間ができるようにしました。これもハセガワのキットでは、よくやる加工。

AV-8B 1007

 ピンバイスでは、ガンポッドの銃口部も開口してやることに。ここ、場合によっては真鍮パイプを埋めるケースもあるけれど、今回は外から銃身が見えないので、そのままに。

AV-8B 1008

 パーツY1、Y2(主翼前縁LERX下部)や、C5(前部主脚カバー)などには、外側や目立つ位置に押しピンあとがあるので、こまめな修正が必要。写真はC5。

 コクピット直後の補助インテーク、パーツS2は形も大きさも違うので、いったんはランナーを削って自作しはじめたものの、思いなおしてパーツにヤスリとナイフで穴を開けて、インテークに見えるようにするだけにとどめた。

AV-8B 06

 この写真で、かすかに見えるんだけど、わかりますかね。コクピット直後の左右。

 で、なぜ自作を思いなおしたかっていうと、資料写真とキットをつらつら見くらべていくうちに、LERX直後の同じ補助インテークも形、大きさともぜんぜん違うと気づいちゃったから。この写真でも形状がわかりますが。

 これがあるんで、すぐまたもう1機、艦隊防空用もつくろうかなと思いついたしだい。まあ、実現するかどうかは別問題だけどね。

 最後、これがスクラッチになる部分。

 写真をいろいろ見ているうちに、こんなものがあるのに気がついたんですね。

av-8Bレドーム上

 なんだろう? 風向計みたいに見えるんだけど。しかも、機体によって位置に違いがあって、ウインドシールド前のARBS(角速度爆撃システムAngle-Rate Bombing System)、AN/ASB-19の上についてたり、その左右についてたり、まちまち。

 さらには、AN/ASB-19自体もまるっこいタイプがあったり、風向計が左右にある場合はそのぶん中心線からずれていたり、かなりバリエーションがあるっぽい。

 このキットでは、ARBSがレドームと一体になっているため、中心線から移動できない。なので、その上に追加することにした。

 そうそう、このARBSの前面にもピンバイスで穴を開け、木工ボンドをちょこっと入れて透明レンズっぽく見せてます。忘れてた。

AV-8B 1013

 スクラッチ自体はかんたん。こんな感じで、0.3mmと0.5mmの真鍮線、プラ片をゼリー状瞬接でくっつけて、完全に乾いたらよぶんな瞬接をナイフで削りとって、完成。

 もちろん、そのあとでプライマー・サーフェイサーを吹いて、塗装に備えるのは基本ということで。

 つづいて、ARBSのウインドシールド直前に0.5mmピンバイスで穴を開けて、つくったパーツをさしこみ、接着。最後に0.3mm真鍮線を適当なところで切断し、切断面をきれいにして、終了。仕上がりはこんな感じで。

AV-8B 05

 ちょっと見にくいですが。あと、ややオーバースペックなのは意図したもので、全体で見るとこのくらいのほうが、収まりがいいと思います。

 本体は以上でおしまい。

AV-8B 1009

 アクセサリー類はそーいうわけで、ウェポンセットやほかのキットから。

 AN/AAQ-28については、こーいう詳細な写真がいろいろあるので(リンク先には前後4点)、これを参考に塗装やディテールアップを。

anaaq28.jpg

 こんなんとかね。

 GBU-12については、たまには気分を変えてMr.メタルカラーのmc217ゴールドをアクセントに使ってみた。これって、ゴールドっていうより、カッパーに見えるんだよね。

 ということで、すごく久しぶりに完成品ができて、ほっとしております。

AV-8B 07

 なんと、60代の初プロダクション・ノートではないの。なんだか順調に老いてきてる感じだなー。(^^;

 でも、次は早いのだ。火がついちゃったのだ。

 予告。理由はわからないながら、F-5Eにかかってます。なんだか無性につくりたくなっちゃって。まだコクピットまわりしかやってないけど。

2019.08.04(17:01)|日々の雑感コメント:(0)TOP↑
パーツ館より

yogarashi

Author:yogarashi
2011年11月より、シーズン3の営業をはじめました

2007年~2011年のシーズン2はこちら
2004年~2007年のシーズン1はこちら

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