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パーツ館にようこそ
 日本にとってたいへん重要なニュースなのに、日本のマスコミはぴくりとも動かないね。以前からそうだけど、評価する能力が潰滅的に欠如してる。

 というニュース。たとえば、Aviation Wireの7.6付「ボーイングとエンブラエル、民間機の合弁会社を設立へ MRJさらなる苦戦も」が的を射た記事かな。

 かんたんにいうと、ボーイングとエンブラエル、エアバスとボンバーディー(先輩の航空評論家さんによると、ボンバルディアとは発音しないそうで)がリージョナルジェット部門で手を組むことが決まったということ。

 これにより、ボーイングと組めなかったMRJは今後の受注がまったく見こめなくなった。それどころか、既受注分も両社から切りとり放題になるはずで、これでMRJは頓挫が決定した。

 さらに、エアバスはおととい、ボンバーディのCシリーズを今後はエアバスA220シリーズと呼称すると発表してる。こちらとか。欠番にしていたA2xxナンバーを割りふったわけで、それだけ本気で売りこむってこと。

 ね、すごく重要なニュースでしょ?

 やっぱり、開発遅延がかなり響いたかな。とはいえ、現代では、新規開発でこのくらいの遅延が発生するのは当然で、それを読みこみきれなかった三菱航空機の失策と考えたほうがよさそう。

 そういえば、先週だったか、MRJの製造ラインを来年春に再開するっていうニュースが流れてたけど、この再開自体も不可能になるかもね。

 残念でしたが、しかたないでしょう。勝負に負けたってことで。

2018.07.13(17:45)|航空・宇宙コメント:(0)TOP↑
 アメリカ現地時間できのう、ロッキードのスカンクワークスが満75周年を迎えたそうだ。

 適当な記事がないので、FlightGlobalの「Johnson's Skunk Works legacy is in safe hands」というのを貼っときましょうか。この記事自体はケリー・ジョンソンが引退したあとのスカンクワークスの功績のまとめ、みたいな話ですけど。

 日本語でそれっぽい記事はないかと思って探したところ、今年の1月に『乗りものニュース』でフライング記事っぽいのがあった。「秘密兵器開発の代名詞、スカンク・ワークスとは ロッキード・マーチンの懐刀が75周年」という記事。どうやら、「今年で75年」っていうノリで載っけちゃったらしい。

 とにかく、75周年ですか。考えてみると、すごいね。

 ざっくりいって、もとはアメリカでもジェット戦闘機を実用化するため、P-38の開発に成功したばっかりのケリー・ジョンソンに白羽の矢が立って、特別設計チームを結成したのがスカンクワークスのはじまり。すごくざっくりすぎますが。(^^;

 で、チーム発足から9カ月? そのくらいのごく短期間で、現在のジェット戦闘機の基本設計をすべて盛りこんだP-80(のちのF-80)をつくりあげちゃったのがすごい。しかも、これがまた傑作機だったっていうのがまたすごい(実際には、派生型のT-33が傑作機になったわけだけど)。

 以来、あれやこれやのすごい軍用機を開発し、つねに技術革新の中心にいつづけて4分の3世紀ですからね。これはたしかに偉業だと思います。

 さすがに、最近はそれほどトンデモな業績もないようですが。最後に名前を聞いたのは、SR-72のときかな。こちら

 いや、移動可能な核融合炉っていうのがあった。こちら

 このふたつに関しては、話題自体がトンデモっぽいけど、後者のとき書いたように、スカンクワークスなら実現させちゃうかもっていう信頼感がすごいっす。

2018.06.16(16:58)|航空・宇宙コメント:(0)TOP↑
 めずらしく、毎日がこーいうニュースを載せてます。「B52 100年現役へ 老朽エンジン交換予算計上」という記事。

 そうなんですよ。FlightGlobalでは去年11月から、その話がくりかえし出てきてまして。

 たとえば、11月30日の「B-52 re-engine effort could start in 2020」とかね。毎日の記事の元ネタはこれでしょう。今月13日の「USAF plans to consolidate bomber fleet to B-21 and B-52」

 パーツ館では以前から、B-52とA-10は不死身だと、何度となく書いてきましたが、まさにそのとおりになった格好。

 ぢつは、A-10もまた生き返ったんだよねー。

「Draft documents reveal USAF plans for more A-10 upgrades」という記事とか。

 これって、新型機を開発しようとすると、ほぼかならず失敗するっていう、USAFのここ30年くらいの伝統の裏返しだったりして。まあ、海軍も同じだし、陸軍にいたってはもう新型機の開発をあきらめてるフシがあるんですが。最後の成功例は、やっぱりF-117かな。好みもあるけど。

 いずれにしても、非対称戦時代になっても、結局いちばん使い勝手のいい対地攻撃手段は、B-52とA-10なんだよね。あと、トマホーク。

 ただ、個人的予想としては、エンジン換装じゃなくて、最小限の設計変更(アビオニクスとフライ・バイ・ライトのみ。もちろんエンジンは新型のものを採用)をくわえた新規の機体、B-52Zかなんかをつくるんじゃないかと思ってたんで、そのままの機体を80年にわたって使いつづけるっていう判断は、やや意外でした。

 毎日の記事では100年になってるけど、これは初飛行からのお話。いまのこってる機体はぜんぶ60年代前半に製造されてるんで、たぶん90年くらいが妥当でしょう。

 そういや、ロシアでは再生産したTu-160の初号機が初ソーティしたなんていう記事も載ってましたね。ちょっと古いけど、「First modernised Tu-160 makes maiden sortie」っていうやつ。

 これも同様で、爆撃機は維持したいけど、新規開発は無理っていうことなんですかね。もっとも、おそロシアの場合は、PAK-DA開発までのつなぎっていうニュアンスのほうが強いかもしれないけど。

2018.02.19(17:38)|航空・宇宙コメント:(0)TOP↑
「戦術爆撃機」B-1Bを、日本のマスコミでは「死の白鳥」って呼んでるけど、そんなの聞いたことないよと、嘘もいいかげんにしろよと、ずっと思ってたわけです。

 ただ、間違ってるのはわかるけど、どこをどう間違ったのかがわからないんで、大っぴらには「ばかじゃないの」っていえなかったんですが……

 きょう、それが解消されましたあー。ぱちぱち。

「乗りものニュース」
の関賢太郎さんのコラム、「死の白鳥、根性なし…軍用機の愛称どう決まる? 非公式なものや黒すぎる背景も」がそれ。

B1B-2.jpg

 そうだよなー。B-1B開発・運用の経緯から考えたら、完全にありえないネーミングなわけで。でも、ここ4カ月近く理由がわかんなかったのは、最初に誤用したまま訂正しなかったのが、韓国マスコミだったからなんだ。これが今回、はじめて知った情報。

B1B-4.jpg

 まさか、B-1BをそのモンキーコピーであるTu160(もちろん、開発経緯を知ったうえで揶揄してます。そういや、Tu160の再生産初号機が、おとといロールアウトしたそうで、これはこれでびっくりなニュース)と混同しちゃったあげく、頭のなかで複雑にこんがらからせて間違うという、かの国の国情をしめすかのような大失敗ですが、それに乗っちゃった日本のマスコミも、いいわけできないレベルのひどさですねー。

 でも、そこで思いいたったんだけど、当のTu160だって「死の白鳥」なんて呼ばれたことは一度もないよね。

 じゃあ、白鳥とかはどこから出てきたんだろう? どういう誤訳なんだろうか? 

 謎は謎を呼びますが、とにかく「B-1Bは死の白鳥とは決して呼ばれていない」ことが明確になっただけでも、すっきりしました。はい。関さん、ありがとう。

B1B-6.jpg

 ちなみに、写真は本文とは関係なく、過去に収集したひこーきのギャラリーから、かっこいいB-1Bを選んだだけです。

 B-1は、フルスペックだったB-1Aもふくめて、やっぱりかっこいいひこーき歴代No.1のひとつなんだよねー。

 小学校高学年くらいのときに、開発計画が公表になったんだけど、たとえば『航空情報』で「地形追随レーダー」とか読んだだけで、相当にはあはあしてましたもん。(*´Д`)ハァハァ

「ぶれんでっとうぃんぐぼでぃこんせぷと」にいたっては、いわんやにおいておや。日本語があってるか、わかんない。(^^;

 ということで、B-1Bは「死の白鳥」なんかではありません。決して。明らかなマスコミの捏造です。はい。

2017.11.24(19:22)|航空・宇宙コメント:(0)TOP↑
 知らなかった。5月の末に、新型ひこーきがロールアウトしてたんだって。

 乗りものニュースの「宇宙ロケットなぜ空中発射? 専用の巨大飛行機を用意してまで実現する理由とは」という記事。

 そのひこーきとは……

Strato1.jpg

 じゃん!

 ストラトローンチ・システムズ社のその名もストラトローンチ。まんまや。(´・ω・`)

 まあ、名前なんかはどーでもよくて、この形状、明らかにバート・ルータン師匠の設計です。

Strato2.jpg

 ほらね!

 師匠、ずっとヴァージン・ギャラクティックにかかりきりなのかと思ってたら、そうじゃなくて、2011年にストラトローンチ・システムズを設立してたんだ。そーいや、元NASA長官がこういうベンチャー企業と絡んだっていうニュースは、以前に読んだ記憶が。そこに師匠もいたってことですか。

Strato3.jpg

 ここにも特徴的な丸窓が。双胴の両方に乗員がいる必要はないと思うんだけど、でも丸窓は必須なのね。それとも、どっち側も有人なのかな。そのへんはわかりません。

Strato4.jpg

 今回、なによりルータン師匠っぽいと思ったのが、この降着装置。ふつうなら、双胴のそれぞれにバルジでもつけて、一対の降着装置を置きそうなものだけど(An225みたいなイメージ)、そうしないところが合理的なのね。たしかに、これで十分な安定が得られるもんね。

 あと、この機首もこのまんまだと、かっこいいのにね。就役時にはレーダーを搭載するようですが。

 という感じで、ルータン師匠、なおも健在っていうお話でした。

 ちなみに、これは空中発射ロケット母機。あれです。地上から発射するよりコストをかなり安くできるっていう発想のやつ。

Strato0.jpg

 こーいうイメージで、なるほど、小型ロケットなら一度に3基まで搭載できるんだ。これもコストカットのためのアイデアでしょう。

 ストラトローンチ・システムズのサイトはこちら


 
2017.09.27(11:51)|航空・宇宙コメント:(0)TOP↑
パーツ館より

yogarashi

Author:yogarashi
2011年11月より、シーズン3の営業をはじめました

2007年~2011年のシーズン2はこちら
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